椿とお見舞い はじめて手に触れたのは小さな男の子 母親が繋ぐ手と反対側に私を握りしめて くるくる回しながら真っ赤な色を眺めていました 親子は待合室のベンチで少し休んで、ボーロを食べたり、絵本を読んだり しばらくしてからまた手を繋いで歩いて行きました 私は...2024.04.16