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「もう、底尽きるくらいに傷ついたんだろうな。」 動悸がして目が覚める。 行き場なく現れた恐怖心を震えながらも抱きしめたくて、文を書こうと枕元のタブレットに手を伸ばした。 寝転んだまま手探りで取るものだから、棚の上に散らかったレシートが頭の上...

先生は私を終わらせて 私は私を終わらせました。 言語から新しく生まれた私は 好みの人間に育ったでしょうか。

顔は知っているだけの、ほとんど会話したことがない男子から叱られるのは たぶん寂しい彼女に恋をしていたから。 もっと周りを信じてごらんと好きな人に教わるのは ◯◯ちゃんは悪女です。と、嫌いの共有で絆を深める、女の器用さを知らないから。 傷つい...

挑戦的に見える、ありきたりな文章を書いていると思います。 流行っぽい刺激のあるワードを並べて、芸がないです。 わたしは米になりたい。

カラスの羽の青が好き カラスの羽の紫が好き カラスの羽の緑が好き 好きを思い浮かべていたら 懐かしいムスクの匂いがした 柔らかでアンニュイな香りにフラッシュバック 団地の五階、大きな窓から、遠い目をして空を見ている、誰かの姿 欺きは背中に透...

夜へ次に生まれるなら性別が無い星に生まれたい。　　　　　　　　　　　　　　　　朝より 朝へそれが本来あるべき、私たちの姿だと僕は思っています。 　 　　　　　　　　　　　　　　　 夜より 多様な性の全てはただ、ひとつが在るだけだったのかもし...

空を見たかった、ずっと。 今度は月に囚われて眠ってしまいそうだ。 朝。 光れ。光れ。光れ。もっと。 暗闇は光の影じゃなくて、 光そのものなんだって。

君と私は違う世界の月を見るんだよ 同じ空の下で

不自由を抱えながら懸命に生きる青年に 優しい言葉が並ぶコメント欄 精一杯の返信が届く頃 春の日差しが降り注ぐ公園でハンバーガーひとつを分け合って 肩を寄せ合う恋人たち 帰り際の喧嘩はPTSDを触発して もういっそ橋の上から飛んでやろうかと発...