終わりの1番星 涙を浮かべてもこぼさずに奥歯を噛み締めた。 どうせ終わりにするのなら、描いてからにしようと、歩いた夜道を戻る。 何度落とされたって、救いの手なんて現れないことは知っている。 挫折の後に運命が開くなんていうのは、どうやら御伽話だけらしいから。...2024.06.05
サプリメント どうして。 一向に解答を得られない問いを繰り返し抱えながら、僕らは迷い続けるんだろうね。 朝、太陽が登って、夜はちゃんと暗くって、生々しいのに、馬鹿みたいに冷たく刻み続けて、 そんなんだから、出口のすぐ向こう側で誰かが泣くんだろうな。2024.06.05