2024-06

 

夢の中で見た図

忘れないうちに書き残そうと思い、起きてすぐ手帳に残した。
 

ティファニーブルーと黄金ポテチ

小学生2人組、たぶん遊ぶ約束でもして、並んで歩いてる。 右手に下げた青いブランド紙袋を開けて、中身を見せている。 詰め込まれていたポテトチップスの袋が、日々主張が強くなる太陽の光を反射して、まぶしく輝いていた。 楽しい1日に、なるといいね。
 

歌を聞いて泣くのに

どうしてこんなに汚い。 私たちが触れた音楽はどこへいったの? 孤独の中を生き抜くための嘘に釣られて、走るんだ。 仕方がないから嘘を刻んで、いつか本当にしてあげる。
 

個人間戦争

個性が輝くぼくらの時代。 優しいゆりかごに揺られながら、とても美しい歌を聞いた。 「Are you ready??」 スタートの合図で武器を持て。 言葉の隙間に埋め込まれたプログラム。 ぼくらは何者か。
 

かけらひとつ

もしもこの世界に 運を無駄遣いしている人がいるのなら わたしに欠片を分けてください。
 

180円

コンビニおにぎり食べたかったの。 あれ?おにぎりって100円くらいじゃなかった? 買わずに帰宅。 8枚切り安売りトースト1枚焼いて朝ごはん。 米…。
 

コイン召喚

1時間ほど直通電車に揺られていた間に、起きたこと。 隣にパンクなお姉さんが座っていた。 靴はドクターマーチン、かぶっているキャスケットからはショートカットが覗いている。 もちろん全身黒ずくめ。 お疲れの様子で顔を上に向けて、長いことぐっすり...
 

終わりの1番星

涙を浮かべてもこぼさずに奥歯を噛み締めた。 どうせ終わりにするのなら、描いてからにしようと、歩いた夜道を戻る。 何度落とされたって、救いの手なんて現れないことは知っている。 挫折の後に運命が開くなんていうのは、どうやら御伽話だけらしいから。...
 

サプリメント

どうして。 一向に解答を得られない問いを繰り返し抱えながら、僕らは迷い続けるんだろうね。 朝、太陽が登って、夜はちゃんと暗くって、生々しいのに、馬鹿みたいに冷たく刻み続けて、 そんなんだから、出口のすぐ向こう側で誰かが泣くんだろうな。
 

クローンになり損ねたチョコミント

青を感じて青色の絵の具を手に取りました。 塗り重ねながら、あぁ、思った通りの色だと安心します。 塗り終えて、もう一度よく見ると、その青がわずかに黄み帯びているように感じます。 今度はエメラルドグリーンの絵の具を手に取りました。 白、紺、ピン...