2024-10

 

空柄の天井

1人でできることの、限界を感じています。 せめて天井に届くくらいには、精一杯に手を伸ばそうと思います。
 

聞こえていたのは誰かの名前

求められることの無意味さを知った。 声を聞いた。声を返した。 向き合って、最後はただ空っぽだった。 多分追いかけている何かに、似ている人がそこにいて、呼ばれたの。 だからわたしは、出しかけた手を引っ込めて、絵筆を取るんだ。
 

なんでもないよ

なんでもないから、なんでもいい。 だって風が気持ちいい。 今日は冬に向かう、昨日とは全然違う空気が漂っていて、 肌寒いから、バターキャラメルのホットコーヒーを入れる。 何となくで選んだ黄緑をキャンバスに塗って ゆるっと生きてるだけ。
 

path

0’→Black→White→Black→0’→Black→White→Black→0’ 0’→Black→White→ White /Black → White /Black → White /Black →∞
 

仮想空間逆輸入

歪んだ愛の形に、救われることもあるのだろうか。 相容れない思いは、いつも関係のない場所で悲劇を生むんだ。 幸せでありたいと、人は共通の願いを抱くけれど 幸せの形はどうしたってすれ違う。 僕に何ができる? 僕だって誰かの願いを受け止められずに...
 

宮内さん

雑な言葉しか返ってこない中で、いつも必ず 「どうされましたか」と、返事をしてくれた。 今でもずっと、ありがとうって思ってる。
 

真っ赤なブラウスを着て

赤。失った色。
 

日向の五つ星

太陽いっぱい浴びて、艶々に熟れた果実は木の上の方に生ってるらしいよ。 それは可愛くて、甘くて、人気なんだ。 もうひとつは知る人ぞ知る場所に。 星の数では測れない特別なやつ。 目を凝らさない限り、無いも同然。 よく見えない場所にあるから、物好...
 

蜘蛛の巣

毎日、描いて、描いて、描いて。 何で描いてるんだっけ。 ふとわからなくなる。 1人でもいいじゃない。 絵に命捧げて、クズだろうが何だろうが、どんな生き方だって。 これしかないんだよ。わたしには。 そのたったひとつさえ、今にもちぎれそうな程に...
 

透明な白に溺れて

白い絵の具を買い足そうと、調べ物。 白の深さに魅了され中。 最近は今まであまり手を出してこなかった油彩で遊んでいますが、同じ白でも青みや黄みの色合いが異なるのはもちろんのこと、透明度も違うそうで、試してみたくなりますね。 他の絵の具と美しく...