2024-10

 

羽が欠けても、飛んでいた。

最近、精神的にきつい。 それでもさっき絵をひとつ描きあげた。 キャンバス上に生まれた絵を見て泣いてしまった。
 

濁った空気は何色でしょうか

小さい部屋にキャンバスが溢れて、ベッドのすぐ横には描き途中の絵がイーゼルに立てかけてあるんだ。 油臭い空気を吸い込んで、その中で眠るの。 年ばかり重ねて頭はおかしくなるのに、命はずっと白いままで、あと何回夢を見るのかな。 人には希望が必要な...
 

偽りの笑顔

心が綺麗なふりをしたら、 夏なのに冷たい雨が降った。 心が汚れたふりをしたら、 冬の陽差しが、冷え切った頬に触れた。 ぬるくて、恥ずかしくなった。