2024-12-06

 

キャップはショルダーバックにくくって歩いた

道端の高そうな車のボンネットの白が、やけに白い。 意味のないことを頭に浮かべながら歩いていたら、被っていたキャップが、ふわりと風に持って行かれた。 こんな風に、いくつ重ねたのかわからないほど分厚くなった壁を気付かぬうちに剥いでくれたらな。 ...
 

離脱後の日向ぼっこ

離脱してしまいたいわ。 さらしたく無い。 ひっそり生きたい。 静かに生きたい。 今日、創作をすることが面白くて、ただ、それだけで。 “嫌ならどうぞ離脱して。それがこの世界なのよ。” と頭の片隅で何かがきぃきぃ喋ってます。 食い返しスキル持っ...
 

意味不・深

わからなくていいんです。 真剣に、遊んでいるだけです。 好きな色鉛筆を手に取って、自由帳に落書きしているようなものです。 布団が心地いいからいつものように少し遅めに起きて、天気が良くて幸せで、おはようって言いたくなるのと同じです。
 

何色だったのか忘れた

濁った色にはなりたくない。 触れ合えば消えていくんだから、口をを閉じるんです。 混ざってしまったのなら、しばらく静かにして、透き通った上澄みをもう一度集めます。 綺麗になった色をそうっと手に包んでお返しをしました。