AorB 「本当はちょっと、好きだったよ。」って、 秘密は言わずに、枝分けれする道の真ん中で足を止め、見送ります。 何も知ることはなく、歩いていく背中を見つめ、最後にもう一度だけ想いを贈りました。 1番純粋な恋とは片想いなのだと、何かの本で読みました...2024.05.13
身体直撃 内面の不調にはじまり、ついには身体直撃です。 鼻が泣いています。 自由が拘束の果てに生まれるのは、仕方がなのよ、と言い聞かせるわたし。 こう見えて背負い込みがちなので、ひとり枕に埋もれています。 治ったらまた楽しもう。もっと、もっと。2024.05.12
思ったよりも濁った空気 もっと透き通っているものだと、信じ込んでいました。 想像以上に、不純物や毒が大量に混ざっていて、愛したところで、浄化しきれないことを知りました。 無菌室の中だけでも、綺麗にしていたいと思っていたけれど、どうやらここも、外の世界と大して変わら...2024.05.09
ショッキングピンクと舌にピアス キャンバスに、どぎつい色の絵の具で、殴り書きをして、SNSに投げたい日もある。 世界の中心は私のはずなのに、クソ喰らえ。って叫ぶ10代の頃みたいに。 でも私はもう、つまらない大人になってしまったみたいで、結局、何かを傷つけることのないように...2024.05.08
嘘つきになれたら 白板を聞き慣れない言葉が埋めていく。 真正面から見てやろうと、取りこぼさないようにかじりついた。 こんなことして生きる意味ある? 崖の上に立たされて、さあ、飛べ、と言われている人を目の前に、嘘もつけない自分が嫌だった。 厳しさをひとしきり突...2024.05.08
脱依存依存症 心の隙間の得意技。 依存させることは心地よく、はめ込むように捕らえ、離しません。 沼で囲うことも、愛も、どちらも技術なのでしょう。 どちらを選ぶこともできます。 もしも後者でありたいのなら、抱き続けるのではなく、自分に幻滅させる瞬間を迎える...2024.05.08