嘘つきになれたら

白板を聞き慣れない言葉が埋めていく。

真正面から見てやろうと、取りこぼさないようにかじりついた。

こんなことして生きる意味ある?

崖の上に立たされて、さあ、飛べ、と言われている人を目の前に、嘘もつけない自分が嫌だった。

厳しさをひとしきり突きつけておいて、黒いカスだけ残し、そそくさと真っ白に戻る白板。

まぁ、よくあることだからね。

同情したところで何も変わらないので、コンビニに寄り、シュークリーム、カヌレ、20%OFFのシールが貼られたチョコレートのスイーツを購入。

疲れて頭があまり回らないので、選ばずに無造作に手に取る。

悲しくもないのに泣きそうになって、泣きたいのに涙は出なくて、めんどくさくなった。

ひたってんなぁ。と自分を鼻で笑う。

何を感じているのかよくわからない心を感傷的な文章に、垂れ流させてください。

本日わたしの地域は、晴れているんだか、嵐なんだか、よくわからない天気です。

着ていた服を良い香りの洗剤で、早く浄化したいのだけど。

あぁ、雨降ってきた。

風が冷たい。