2024-06

 

ひとことで言うのなら

強烈な光と、闇であるかもわからなくなるほどに深い漆黒を同時に言葉にするにはどうしたらいい? 本物でありたいんだ。 少し疲れた。
 

潰れた朝が好きなんだって

「好きだよ」 そうだね。でもきみが好きなのは“きみのことが好きな僕” 言葉は美しくて嘘ばかり。 きみは僕の闇を愛してはくれないよ。 僕の光がなくなった時、あわてて「愛してるよ」なんて触れてさ。 きみは優しくて、よかったね。 汚れてみてよ。僕...
 

深層意識に触れ合った

「朝の底は真っ白だね。上にはすっごい、いろんな色が重なっているんだけどさ、底は白。」 「夜は?」 方向が違うだけなんだよ。
 

表と底

表で目立つことよりも、底で掴んでることのほうが大切なのかもしれないね。 煌びやかな装飾に埋もれて、価値を無くしていくなんて。
 

重いワンスクロール

その人の人生を詰め込んだ、大切な投稿さえも、一瞬で流れていく。 私も流しているし、流されている。 承認される場であるはずが、大切な何かをみんなで削りあって、胸の中に棘を残したまま手を取り合うの。 だからここが好き。 何重にも重なった扉の向こ...
 

糸、落としませんでしたか?

散歩をしていると、いろいろな落とし物に出会います。 この間は開運お守りを発見して「運落ちてたよ!上げといたよ!」ってみんなに話をしました。 Screenshot 少し前には「お金がなくても平気なフランス人」の本がベンチの上に、ぽんっと置いて...
 

悪夢

「いい夢見てね。」 そう言ってから、眠ったわたしは悪夢で起きて、そんな自分に泣いてしまった。
 

鏡の中の紅色の恋

「男って本当に単純で勝手。」 ということにして、引き受けてくれているのが男性陣だと思うのです。 わたしたちは好きな色の口紅を塗って、鏡に映った自分にうっとりしているだけだから。
 

あがれよ。くだれよ。

幸せを見て苦しむなら、汚いわたしを見てください。 汚れたものを見て不快に思うなら、輝く姿を受け取ってください。 本当の醜さとは、苦しむことを知っていながら、それを無感情でするようなものなら、わたしはまだまだ人の痛みを知らない、未熟な人間です...
 

愛ってのはその程度

美しいものを見た。 「そんなの嘘だろ。もっとありのままを見せてみろよ。」 今度は汚れたものを見た。 「きみが嫌って切り落としたかったもの、わたしはとても愛おしかったよ。」