ゴミの花を纏う

香料を作る際に廃棄される原料から、作り出された香水。「ゴミの花」

名前のセンスにどハマりしました。

美を演出するための香水が、汚れを連想させる名前をあえて掲げていることに、気高さを感じます。

“I am trash”

直訳すると「私はゴミ。」

単なる自己否定などではなく、むしろ挑戦的であるようにさえ感じる。

切り捨てるべきものとして汚されてもなお、一切目を逸らす事なく、真っ直ぐに前を見ている姿を私は想像します。

自分のキャラクターを表現するための一部として、香りを使うのは楽しいものです。

私なら、シャープな印象の服を着ている日に、纏いたい香り。

クールな甘さと、みずみずしい香りに始まり、最後はウッディー系の香りが残ります。

ユニセックスで使えそうです。

同じ香りも、体温により変わるだけでなく、誰が、どんなファッションで、いつ、付けているのか、背景によって違うものになると感じました。

人は裸も美しいけれど。

私は様々な“目には見えない装飾”の手を借りて、在るべき自分の姿に帰ろうとしている。