あがれよ。くだれよ。

幸せを見て苦しむなら、汚いわたしを見てください。

汚れたものを見て不快に思うなら、輝く姿を受け取ってください。

本当の醜さとは、苦しむことを知っていながら、それを無感情でするようなものなら、わたしはまだまだ人の痛みを知らない、未熟な人間です。

これがわたしの、鼻につく優しさ。

どうあがいても、ここにいるんだ。

わたしを生きれば、あなたにはなれない。

あなたを生きれば、わたしにはなれない。

相容れない2つ。

愛でありたいと願うほど、強烈にあなたを拒否して、わたしが生まれる。

本当に優しいのは、拒否されることを待っていた、あなたかもね。