2024-11-25

 

坂の上で死んだ

生き方を変えようと思う。 わたしにできるのはここまでだ。 あとは自分で歩いてください。
 

ジエンド

ハッピーエンドを迎えた勇者が言った。 「もっと優しい作品を作りなよ。」 さすがヒーロー。 理想の世界を作ってください。
 

反射をして見えるのは

群がって憎まれて僕はただの鏡だった。
 

どうしてそこに線を引くの

どうしてそこに、色を塗ったの。 わたしには何もわからない。 その色を選んだのは、ただわたしがそれを求めたからで、 この絵を描いたのは、ただわたしが生きているからで。 どうしてあなたは今日、散歩で冬の桜並木を歩いたのかと、 どうして午後3時に...
 

無駄の山

言葉を並べても全然響いてこない日もあって、それでも心が向いたから綴ります。 自分でも書けていないことを感じています。 でもそれでいいと思っています。 恥ずかしいことを、恥ずかしげもなく残して、そんな無駄な時間が偶然を生み出すのだと、思ってい...
 

つぐむ

話すことをやめた。 わかりあうことを諦めるために、答えなど存在しない、ただそこにあるだけの絵を描いた。
 

だーくなくまちゃん抱っこする天使

それっぽいものって、案外可愛かったりするの。 純粋で。忠実で。 そんなのを上から抱いている者の方がよほど、染まった自分を知っている。
 

誰かの恋詩

“一瞬でもいい。ひとつに溶け合うような時を過ごしたい” “触れられなくてもいい。少し遠くからでも、ずっと目の前で感じていたい” どちらが幸せ? 世界に2人だけであるかのようなあの時間はきっと、止められない欲求で惹きあって、生まれるのだろうね...
 

10秒間のハグ

全てを抱きしめることができたならいいのにね。 身体がひとつしかないから。 孤独を知りなさいってさ、堕とされたから。 全部ができない代わりに、きみと同じか、それ以上の痛みを負って。 どんなにそこが暗いかを知って。 誰かの隣に座って、綺麗だねっ...