言葉の隙間∞記憶を繋ぐ
深層意識に触れ合った
「朝の底は真っ白だね。上にはすっごい、いろんな色が重なっているんだけどさ、底は白。」 「夜は?」 方向が違うだけなんだよ。
表と底
表で目立つことよりも、底で掴んでることのほうが大切なのかもしれないね。 煌びやかな装飾に埋もれて、価値を無くしていくなんて。
重いワンスクロール
その人の人生を詰め込んだ、大切な投稿さえも、一瞬で流れていく。 私も流しているし、流されている。 承認される場であるはずが、大切な何かをみんなで削りあって、胸の中に棘を残したまま手を取り合うの。 だか…
糸、落としませんでしたか?
散歩をしていると、いろいろな落とし物に出会います。 この間は開運お守りを発見して「運落ちてたよ!上げといたよ!」ってみんなに話をしました。 少し前には「お金がなくても平気なフランス人」の本がベンチの上…
悪夢
「いい夢見てね。」 そう言ってから、眠ったわたしは悪夢で起きて、そんな自分に泣いてしまった。
鏡の中の紅色の恋
「男って本当に単純で勝手。」 ということにして、引き受けてくれているのが男性陣だと思うのです。 わたしたちは好きな色の口紅を塗って、鏡に映った自分にうっとりしているだけだから。
あがれよ。くだれよ。
幸せを見て苦しむなら、汚いわたしを見てください。 汚れたものを見て不快に思うなら、輝く姿を受け取ってください。 本当の醜さとは、苦しむことを知っていながら、それを無感情でするようなものなら、わたしはま…
愛ってのはその程度
美しいものを見た。 「そんなの嘘だろ。もっとありのままを見せてみろよ。」 今度は汚れたものを見た。 「きみが嫌って切り落としたかったもの、わたしはとても愛おしかったよ。」
04:28
いろんな言葉が頭をよぎって、胸が痛い。 だからどうってことではなく、ただ痛いって、それだけ。 10センチ開けたカーテンの隙間から覗く、夜明け前の空気が部屋に入り込み、音も無く、ぼくの背中に触れてくる。…
人
言葉では無い“それ”を現せ。 無形のお題を与えられ、私は筆で「人」と書きました。 お習字のような、大きな文字で。 けれど書きながら、もっと伝わるように具体的にするべきである気がして、「人間愛」と続けま…