言葉の隙間∞記憶を繋ぐ
真夜中のベンチ真昼のひまわり
切ない思い出に、これでもかという程、明るさを重ね、青い薔薇が欲しいと言われれば、真っ白な霞草を持っていくのが、わたしなんです。 寒くて暗い夜、並んで座った木製ベンチの際に、向日葵が咲いていました。 強…
柑橘系
林檎の香りを嗅ぎたくて、ゴミ箱に入っているのが、所々でちぎれた赤い皮だったら最高なのに、今わたしの目の前にあるのがグレープフルーツだなんてさ。 片手でぽんっと上に投げて、真っ青な空に黄色が浮かぶ。 ナ…
海の底に触れるまで
わたしのそれを欲しいのなら、自分で探してください。 わたしはそれが欲しいので、この場所を掻き分けて沈んでいきます。 唯一無二を選んで、命の底まで。 失ってしまわぬように、飲み込んでしまわぬように。 お…
いつかを願わぬ夜の詩
いっそのこと全てが嘘だったらよかったかもな。 再会を願う希望の日に、頭によぎる。 消すことも、信じることもできずに、漂う無数の光が迷子です。 おやすみなさい、あるべきところへ。
遠くに生まれた物語
カタカタカタ イヤフォンを通り越して、沸騰して蓋を押し返す、鍋の音が鳴る。 夕食の支度をしながら、遠い星で生まれた物語を聞いた。 室温30度。 首を汗がつたう。
視覚的満足
デザインとして正しい構成であること。 or 精神を宿した作品。 私は後者を生きたい。 けれど、絵を描かせてみたら、なんだど素人じゃん。って言われたく無い。 描ける。正しく作れる。 だけど私は崩す。なぜ…
多種多様な太陽
たしゅたしゅっ。 太陽も落ちるってさ。 輝きは変わらないけど、日も暮れる。 なるほどなぁ。
ビジネス∞
ニーズに当てていくのがビジネスで、核を守っていないと一瞬でアートは崩れる。 「モチベーションなんて必要なの?だって食うためでしょ。」 とプレッシャーに苦悩するYouTuberたちが励まし合っていた。 …
ひとことで言うのなら
強烈な光と、闇であるかもわからなくなるほどに深い漆黒を同時に言葉にするにはどうしたらいい? 本物でありたいんだ。 少し疲れた。
潰れた朝が好きなんだって
「好きだよ」 そうだね。でもきみが好きなのは“きみのことが好きな僕” 言葉は美しくて嘘ばかり。 きみは僕の闇を愛してはくれないよ。 僕の光がなくなった時、あわてて「愛してるよ」なんて触れてさ。 きみは…