ステンドグラス

窓の外に視線を向けた。 包み込まれるような柔らかな色、活力を感じる色、目を背けたくなる色、全てが陽光に揺れている。 けれど直視している矛先はおそらく僕自身。 どんなものも切り捨てる色がない様に。 この後に及んで僕は、外を愛したいのだろうね。
 

高揚するオレンジ色のアイライン

学んだことを処理できないままに、前に進むのが気持ち悪くて、立ち往生。 気分転換に散歩に行こうと、メイク直し。 いつもは黒か茶色のアイラインを、オレンジ色で引いた。
 

抽象表現をするリアリスト

目に見える価値のみを捉えたり、はたまた空想に浮遊して現実に蓋をするならば、無難でしょう。 病むことと芸術性の発揮の違いを挙げるなら、独創的な視点を積極的に持つかどうか、だそうです。 自らその感性の中に身を置くには、それでも揺らがない信念がい...
 

描かなくていいのなら

「絵を描かなくてもいいんだよ」 そうか、描かなくてもいいのなら、楽かもしれないな。 それも、ありかもしれないな。 そんなわたしに、何があるのか、わからないけれど。
 

二重言語の果て

人間を本能的に突き動かすことば 本能を超えた場所から生まれることば
 

地球のことば

少しでもUnity使える様になろうと動画を漁る。 わからない英語を指示されるままに、とりあえず入力。 段々と複雑になって、やりはじめてすぐに、何をしているのかわからなくなりました。 わからないのに、設置した球体は動いたり消えたりしています。...
 

キャンバス上の実験

四角い画面の上で、描けた、描けないって、何をしているんだろうね。 懲りずに何十年も繰り返してさ、そんなことに人生費やしているんだから、面白いな。
 

淡々と上の空でバクバク鳴る心臓

ゴミを持って出るのを忘れて、取りに戻って。 今度は捨てるの忘れて、持ったままずっと歩いてて。 朝から行ったり来たり。 ドラックストアに着くと、買おうとしていたリップクリームの棚の前で、おばさまが倒れていて、店員さんを呼びに行って。 買わずに...
 

香りのしない花束

背骨抜かれて足折られて「ほら歩いてみなよ、世界はいいところだよ!」なんて言われる様な、ふざけた出来事は、知らないふりをしているだけで、本当はそこらじゅうにあって、だからこそ、そんなことで、終わってたまるか。 夢をみることさえ酷である境遇を生...
 

木の上に立って見守る/遊具にぶら下がって共に遊ぶ

「見て見て!!」 って言いながら、いつかは大人になる子どもが、滑り台で遊んでいる。 かつて子どもだった大人が、それを見守りながら遊具にぶら下がって懸垂をしてた。 何歳だって一緒だよね。