夜明けの公園で宇宙に浮かぶ

誰もいない明け方の公園。

広いグラウンドのど真ん中で、高く、できるだけ高く君を抱き抱え、くるくると回った。

夜明けの空を背景に、笑顔を見る。

その瞬間、僕たちは一緒だった。

宇宙に浮かぶたったひとつの星みたいに。