ステンドグラス

窓の外に視線を向けた。

包み込まれるような柔らかな色、活力を感じる色、目を背けたくなる色、全てが陽光に揺れている。

けれど直視している矛先はおそらく僕自身。

どんなものも切り捨てる色がない様に。

この後に及んで僕は、外を愛したいのだろうね。