朝の空気

包みたいのだと思いました。

ただそこにある空気のように、存在することに気づかなくてもいいし、けれど、微かに触れたならば風が吹いて、一瞬にして空間が現れるような。

後になって、あの時間は夢だったのだと感じるのなら、私の世界は現実ではなかったのかもしれない。

けれどもしも、いつもすぐそばで感じているのなら、確かに私は生きていて。