聞こえていたのは誰かの名前 2024.10.21求められることの無意味さを知った。声を聞いた。声を返した。向き合って、最後はただ空っぽだった。多分追いかけている何かに、似ている人がそこにいて、呼ばれたの。だからわたしは、出しかけた手を引っ込めて、絵筆を取るんだ。