散歩をしていると、いろいろな落とし物に出会います。
この間は開運お守りを発見して「運落ちてたよ!上げといたよ!」ってみんなに話をしました。
少し前には「お金がなくても平気なフランス人」の本がベンチの上に、ぽんっと置いてあった。
ここで読んでいたのかな?
本だけを置き忘れるって、なかなかしないような気がする。
そして先日発見したのはピンク色の糸。
これもまたベンチの上。
このベンチはよく奥様方の井戸端会議の開催場所にもなっている。
きっと腰掛けながら、裁縫でもしていたのかな、なんて、想像を巡らせました。
いつか、宇多田ヒカルさんがひたすら落とし物の写真をインスタに投稿しているのを見たけれど、忘れ去られた落とし物には、物語が詰まっている。
その物語の真相を正しく知れるわけではないけれど、
“僕に気づいて、僕を読んで”と置かれたその場所で、待っているみたい。
それぞれの向こう側にある、壮大な世界に触れ合うことこそ、生きていることの醍醐味かもね。
こちら、雨が上がり晴れてきました。