失速地点

あの日は最大に剥き出しの自分だったと思います。

整えられて勢いを失う前の、最もわたしだった日。

不確かで、格好悪く、でも自分なりに突き詰めてきたものが凝縮されていた瞬間でした。

それは誰かの評価ではなく、わたしの中にのみ確かに存在する、わたしが生きた証でした。