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  • 淡々と上の空でバクバク鳴る心臓

    ゴミを持って出るのを忘れて、取りに戻って。 今度は捨てるの忘れて、持ったままずっと歩いてて。 朝から行ったり来たり。 ドラックストアに着くと、買おうとしていたリップクリームの棚の前で、おばさまが倒れて…

  • 香りのしない花束

    背骨抜かれて足折られて「ほら歩いてみなよ、世界はいいところだよ!」なんて言われる様な、ふざけた出来事は、知らないふりをしているだけで、本当はそこらじゅうにあって、だからこそ、そんなことで、終わってたま…

  • 木の上に立って見守る/遊具にぶら下がって共に遊ぶ

    「見て見て!!」 って言いながら、いつかは大人になる子どもが、滑り台で遊んでいる。 かつて子どもだった大人が、それを見守りながら遊具にぶら下がって懸垂をしてた。 何歳だって一緒だよね。

  • チョコレートコーヒー

    甘くないコーヒーが好きなんだけど、マグカップを2つ並べて飲んでいると、とても美味しく感じた。 チョコレートシロップを入れたらしく、少し甘い。 多分1人で飲んでいたら、違ったのかもね。 マイワールド強制…

  • 81億人の瞳

    外の世界をあまり知らない。 触れたものでさえあまり掴むことなく、気づけば流れてしまって、結局どこまでもただ自分の世界だけになる。 触れて、何を見ているのか、わからなくなるのが嫌だ。 わたしは1人しかい…

  • あなたは赤が嫌いでした。 でもきっといつか、仲良くなれるのだと、馬鹿なわたしは信じていて、あなたが好きでした。 わたしは朝、透明の空き瓶に身体を傾け、窓辺で揺れていました。 夕方には、寂しげにうつむく…

  • 愛だの恋だのは多くの人が興味を引くテーマで、それは僕たちの始まりからして、切り捨てられないものだから仕方がないよ。 ここにある、ありとあらゆるものが、2つからできていて、芸術だって何となく、そういうも…

  • AorB

    「本当はちょっと、好きだったよ。」って、 秘密は言わずに、枝分けれする道の真ん中で足を止め、見送ります。 何も知ることはなく、歩いていく背中を見つめ、最後にもう一度だけ想いを贈りました。 1番純粋な恋…

  • for you

    花束を受け取り、苦しそうにしていた。 優しさってきっと、もっといろんなの。

  • 身体直撃

    内面の不調にはじまり、ついには身体直撃です。 鼻が泣いています。 自由が拘束の果てに生まれるのは、仕方がなのよ、と言い聞かせるわたし。 こう見えて背負い込みがちなので、ひとり枕に埋もれています。 治っ…