「絵や創作活動、自己表現をなるべく控えて。バランスを崩すから。」
白衣を着ない代わりに、全身ホワイトのコーディネート。
派手なオレンジの髪色が最高に似合っている。
歳をとったら、こういう格好いい人になりたいな。
「そうですよね。」
先生の回答は適切。反論は無い。
けれど。
さて。どうしましょう。
私から表現を取ったら何が残る?
そのために生きているようなものなのに。
日々の平穏を確保するために、生きる意味を捨てる。(ロボット人生)
or
人としての幸せを捨て、何になるわけでもない希望に固執する。
それとも穴蔵で1人孤独に絵を描いて、満足をするか。
私の生命力そのものであるかのような、湧き上がるこの想いが、自らを削るのか。
生きるために、死んでいくんだから、馬鹿げている。
2択の中庸を見出したいところだけれど、いまのところ良いアイディアが浮かんでこない。
間を狙えば中途半端になるだけなので、そこを上手いこと工夫したいのだけれど。
帰り道の風景などそっちのけで帰宅した。
指摘を受けたそばから、懲りずに文章表現をする私。優等生にはなれないみたい。