春風 人間のどうしようもなさに触れた若葉が、懸命に詩おうとしています。 透き通るような柔らかさが懐かしくもあり、そのたくましい生命力に、少しだけ切なくなりました。 詩が届きますように。 日差しに透ける青さを見守る、落ち葉の願い。2024.02.28
なないろ 無意識に苦悩に向かって歩いている節があったかもしれません。 わたしは痛みを知る必要があったのだと思います。 結果、最大限自分がギリギリ耐えうるだけの経験は背負うことになりましたが、もう過去なんだよなと。 あたりまえですが、もう、終わったんだ...2024.02.28
蜘蛛の巣 あなたが愛を呪いたくなるほど 傷つかなくて済む世界がどこかにあって わたしがこんなに弱くて好きな人すら愛せない人間に ならなくて済む世界がどこかにあって 側にいて、家族になって、記憶を繋いで わたしもあなたもみんな 幸せでいますように2024.02.27
あの空の裏側で どれだけ想ったって側にいないのが僕なんだよ。 どれだけ醜くても側にいたのがきみで。 苦しい時に、遠くから何ができるっていうの? 存在しない僕の想いなんて全て嘘にしかならないんだ。 誰かが傷つくことなんて考えもせず、なりふり構わず助けるのがき...2024.02.27
小型ライト 愛するなんて買い被りだよね。 些細なことしかできないんだよ僕は。 泣きたい夜が1日だけ減るとか。 世界を丸ごと消したい気持ちが10秒だけ短くなるとか。 もっと小さいかもしれない。 電車の中で一駅分だけうたた寝して、なんかスッキリできるとか。...2024.02.26