林檎の香りを嗅ぎたくて、ゴミ箱に入っているのが、所々でちぎれた赤い皮だったら最高なのに、今わたしの目の前にあるのがグレープフルーツだなんてさ。
片手でぽんっと上に投げて、真っ青な空に黄色が浮かぶ。
ナイフで切り込みを入れればもうさわやかすぎて、織姫と彦星が今どんな気持ちでいるかなんて、私には想像つかないや。
林檎の香りを嗅ぎたくて、ゴミ箱に入っているのが、所々でちぎれた赤い皮だったら最高なのに、今わたしの目の前にあるのがグレープフルーツだなんてさ。
片手でぽんっと上に投げて、真っ青な空に黄色が浮かぶ。
ナイフで切り込みを入れればもうさわやかすぎて、織姫と彦星が今どんな気持ちでいるかなんて、私には想像つかないや。