零れ落ちた空 口をつぐむ。 胸の中がいっぱいで、どんな言葉も合わなくて嘘みたいに思えるんだ。 表現をした途端に、抱きしめていたいのにこぼれ落ちて、消えてしまうんじゃないかって。 子供の頃に集めたガラクタみたいに、どれもが全部が大切で、箱から出して、誰かが...2024.02.12
明日のための後悔 もっとできた。 今の私の精一杯を届けても、すぐにまた後悔をして、ああすればよかった、こうすればよかったと、手遅れの葛藤をする。 それにもかかわらず、微かに何かを残せていたらだなんて、自己愛を抱いている私。 次こそは。2024.02.12
本当の色 時間によって光が映し出す絵の具の色は異なっていて、 今私は何色で描いているのか、わからなくなるときがあります。 朝と、昼と、夕方と、夜の人工的なライトはそれぞれに、絵の違う姿を切り取って、いっそのこと目を瞑った方が真実を感じるのではないかと...2024.02.12
共犯創作 描いて、描いて、描いて、描いて。 描けと言わんばかりに、その他の道が閉ざされていく。 いや自分で選んでいるのでしょうか。 それとも私が未熟だからでしょうか。 表現せずにはいられない私と、 そうさせたい何かの共犯です。2024.02.11
生命力 街灯工事のために生垣の木が切られた。 切り株は残っていて、人間都合で、へし折られた幹からは空に向かって真っ直ぐに、新しい芽が出ていた。 寒さで真っ赤に染まった芽がとても綺麗で、通るたびに自然と目が行く。 たった一本、一本だけ、なんとか復活し...2024.02.11
大開放マインド 「オープンすぎるよなぁ。」とのこと。 どうやら風通しが良すぎるようです。 そうは見えないでしょうけど。 つまり相当に不器用だと言うことです。 文章世界に吸い込まれて時間の無い空間に誘われそうなので、今日は時計にしがみついて書きました。 いっ...2024.02.10
雪の記憶 去年の冬は一緒に雪を見たんだっけ。 曖昧になっていく記憶を悲しく思った。 絵ばかり描いて、せっかくの雪景色に見向きもしない自分が嫌で、 夕方、青く空気が染まる頃ベランダに出る。 ワンピースの下のヒートテックが一瞬にして冷えた空気を吸い込み、...2024.02.05