粒々

午前3時

何でもないふざけた会話から

段々と空気が静まって低いトーンで、語り合う時間がいいの

嘘がないそのままな気がして

まだ少し湿った髪の毛が

間接照明のオレンジ色をぼうっと反射していた

ベールの内側へようこそ

ここは期待と落胆も許されない聖域です

大好きなハーゲンダッツのアイスクリームは溶けて

バニラとクッキーが別々のままカップの中で流れてる

混ざり合うことができない代わりに

溶けたアイスを笑いながら口に含んで、恋人は似るんです