Dear迷子の少年

あなたは瞳を失ったと言います。

ねぇ、きみはどこ?

僕はどこにいる?

何も見えなくて怖いんだ。

明かりをください。

あぁ、もうだめだ

だって鬼が僕を…

あなたはここに生きている。

背中の方からかすかに風が吹いて

頬をなでるような声がした。

霞の中で道があなたを待っています。

ほら、顔をあげて。

歩いてごらん。