充電は落ちたまま

iPadの充電が落ちた。

何もせず、暗くなった画面をずっと、眺めていた。

イラストを描きやすい様に貼ったマットタイプの保護フィルムに、ぼやけた自分の顔が映っている。

私は今日何ができただろう。

頑張っているけれど、焦ったいほどの速度でしか、積み上げることができなくて、全部、何も意味がないように思えた。

そんな私の人生も他人にとっては取るに足らないもので、簡単に笑われたり、まるで何も存在していなかったように、通り過ぎていくだけなんだ。

それにもかかわらず、また、私は絵を描く。