ただ雨である 2024.04.21必要とされるために歌をうたう小鳥が自分のために咲いた花の、木の実を食べた。それ以外に何を語ればいいんだろう。小鳥は歌えなくなって、花も咲かない。ただ、みんなだまって、凍りついたみたいに、生まれる日を待っている。